サンバっていうと、華やかな衣装をまとって、お祭り騒ぎ、というイメージがあるかもしれませんが、元々は、演歌のようなもの、と言っていいのかな?
私的な詞をおじさんが渋く歌いあげるような。
職人のような演奏家が腕の見せ所を出し合うような。
それでいて、暗い歌詞でもメロディーに完全な明るさがあったり、
みんなで歌声喫茶のように合唱する無邪気な面があったり。
何か心が360度揺さぶられる感じ。
悲しいことと嬉しいことが全部一緒にあふれ出てくるような。
愛と力が湧いてきて、前に進んでいけるような。
そういう、男性的な力強さと女々しさとが共存するところが、好きです。
そして、それを暑苦しく共有するところ・・?!
サルサも、似たような意味で好きだけど、
特に、ブラジルでは、saudeサウーヂ、saudadeサウダーヂ、という独特な言葉があって、
(意味を解説している人はいっぱいいると思うけど)
私は、「パワー」と「感傷」って感じがします。
こういったサンバを日本で体現しているのが、バランサ。
http://www.balanca.net/
もちろんじっくり鑑賞しても素晴らしい演奏なのですが、歌ってこそサンバ。
自分から手をたたいて、声を出して、体を揺らして参加していくとより感じられる。
歌や楽器を完璧に覚えて整えてから始まるんじゃなくて、今の自分が出来る範囲で出すことから始まる。
バランサのDenさんには、そういう音楽の原点を教わり、私のダンスの取り組み方も変わったと思います。
自分のエネルギーを出す、相手のエネルギーを引き出すこと。
それが、結構難しい事ではあるのですが!
出すことさえできればシンプルなものが昇華する気がします。
今度、久しぶりに、生徒さん&仲間と一緒にライブに行くので、
せっかくなので、私の想いを書きました。
http://www.tokyotower.co.jp/club333/index_03.html
この日はなんと展望台の入場料だけでライブが聴けるという!
下のブログで書いた、パラリンピック選手 加藤有希さんは、現在、体調を崩して、回復に向けて戦っています。
また元気にパラリンピックを目指せるよう、応援よろしくお願いします!
感じるダンス: 旅立つ君へ: 卒業・転勤など、旅立ち・別れの季節でもある春。 はなれていく人、はなれている人をおもうときに、ききたくなる曲 あいのうた / バランサ サンバは、前を向く力をくれます。 2年後のブラジル リオデジャネイロを目指すパラリンピック選手の...
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