2015年8月11日火曜日

感傷的なサンバ 合唱するサンバ


サンバっていうと、華やかな衣装をまとって、お祭り騒ぎ、というイメージがあるかもしれませんが、元々は、演歌のようなもの、と言っていいのかな?


私的な詞をおじさんが渋く歌いあげるような。

職人のような演奏家が腕の見せ所を出し合うような。


それでいて、暗い歌詞でもメロディーに完全な明るさがあったり、

みんなで歌声喫茶のように合唱する無邪気な面があったり。


何か心が360度揺さぶられる感じ。

悲しいことと嬉しいことが全部一緒にあふれ出てくるような。

愛と力が湧いてきて、前に進んでいけるような。


そういう、男性的な力強さと女々しさとが共存するところが、好きです。
そして、それを暑苦しく共有するところ・・?!


サルサも、似たような意味で好きだけど、

特に、ブラジルでは、saudeサウーヂ、saudadeサウダーヂ、という独特な言葉があって、
(意味を解説している人はいっぱいいると思うけど)
私は、「パワー」と「感傷」って感じがします。





こういったサンバを日本で体現しているのが、バランサ。
http://www.balanca.net/

もちろんじっくり鑑賞しても素晴らしい演奏なのですが、歌ってこそサンバ。
自分から手をたたいて、声を出して、体を揺らして参加していくとより感じられる。
歌や楽器を完璧に覚えて整えてから始まるんじゃなくて、今の自分が出来る範囲で出すことから始まる。

バランサのDenさんには、そういう音楽の原点を教わり、私のダンスの取り組み方も変わったと思います。
自分のエネルギーを出す、相手のエネルギーを引き出すこと。
それが、結構難しい事ではあるのですが!
出すことさえできればシンプルなものが昇華する気がします。


今度、久しぶりに、生徒さん&仲間と一緒にライブに行くので、
せっかくなので、私の想いを書きました。


8/20(木) 東京タワー club333
http://www.tokyotower.co.jp/club333/index_03.html
この日はなんと展望台の入場料だけでライブが聴けるという!



下のブログで書いた、パラリンピック選手 加藤有希さんは、現在、体調を崩して、回復に向けて戦っています。
また元気にパラリンピックを目指せるよう、応援よろしくお願いします!


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